2020年抱負

κeenです。2020年注目していきたい技術とか書いていきます。去年までからタイトル変えました。

Async Rust

async/awaitが安定化されましたね。これで言語側の諸々は終わったので次はコミュニティサイドです。今のところ非同期エコシステムが複数に分断しているので今後のエコシステムの動きに注目です。

WebAssembly/WASI

2017年以来3年ぶり2度目の注目リストに入りました。 2019年のニュースとしてはWebAssemblyが12/5に正式勧告になりました。これからエコシステムが広がっていくのが期待できますし、WebAssembly自体まだまだMVPなのでWebAssembly本体の発展も期待したいところです。例えばDOMやGCの統合、SIMD、スレッドなどなど今後の拡張が色々あります。私個人としてはWebAssemblyがターゲットのコンパイラを作っているのもあってExceptionの提案に注目しています。

もう1つWebAssemblyで注目しているのがWASI(WebAssembly System Interface)です。これも2019年の3月にMozillaが標準化を目指すとアナウンスされました。ランタイムのwasmtimeやコンパイラのLucetなどいくつかの実装がBytecode Allianceから出ています。私のコンパイラの吐いたWASMコードをローカル環境で動かすのに使えないかなと思って注目しています。

WebAuthn

Webで公開鍵認証を行なうための仕様として今年3月にWeb Authentication APIが勧告されました。 パスワード認証には薄々限界を感じていて、はやく公開鍵認証が広く世間一般にも使われるようになってほしいと思っているエンジニアの方も多いかと思います。

やっぱり筋の良いと思う技術は積極的に利用したいですし、一回くらい実装しとかないとなーと思っています。2020年中に触る機会あるかな?

情報幾何

まだ勉強中の身でよく分かってないですが、確率だとか統計だとかのパラメータを多様体と見做すことでさまざまな分野に散逸していた定理やアルゴリズムを統一的に扱えるようにする学問だそうです。

情報幾何の埋みの親で2019年に文化勲章を受賞された甘利先生の言葉を引用すると

情報要素の一つ一つを分離して考えるのではなく,つながった全体つまり多様体として考えてそこに豊かな構造を導入すれば,情報の分野に新しい方法論を提供できるに違いない.これが情報幾何学の目指すところである

応用数理2巻(1992)1号 情報幾何学 甘利俊一

とのことです。

今のところ機械学習のモデルに解釈を与える手段として注目されているようですが、情報量とかの話は好きなので勉強してみようと思います。 現在、藤原 彰夫 情報幾何学の基礎を読んでいます。まだ2章なので数学的準備ですがとても丁寧で分かりやすいです。多分幾何学を知らなくても読めるんじゃないかと思います。

SVG

私はよくInkscapeを使うのですが、その保存フォーマットにSVGが使われています。 SVGはWeb技術と親和性が高いですしちょっと使ってみようかなと思いました。 SVG DOMでグリグリ動かしたり、スライドに入れたり(いっそInkscapeでスライドを作るとか?)、色々やってみようと思います。

Blender

2019年の買い物の1つにOCulus Questがあります。 まあ、あんまり使ってないんですが、折角なので3Dモデリングでもはじめてみようかなと思います。 VRChatに自作アバターで参加するのが目標ですがあんまりVRChatを面白いと思わないのでモチベーションを保てるか不安です。 まあ、VRChatを抜きにしても3Dモデリングは興味あるのでちょっとづずやってみます。

運動再開

これを入れるためにタイトルから「技術」を抜きました。

何かの運動を再開したいと思ってます。 中、高、大とスポーツの部活をやっていましたが、大学出る前後から体の調子が悪くなり、社会人になってから運動をやめてしまっていました。 そろそろ体が鈍ってきてるので何かを再開しようかと。

体の負荷を考えると弓道あたりが妥当なんですがもう一人で稽古できない程勘が失われてるので難しそうです。 どうせなら交友関係が広がるものがいいかなって思ってます。ボルダリングなんかも俎上に載ってるんですがあれも一人なんでね。

まず何をしたいのか決めるところから考えたいと思います。

2020年は当たり前に出来ることを増やすのが目標です。

Written by κeen
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2019年振り返り