4年間続いたShibuya.lispのLispMeetUp

このエントリはIT勉強会/コミュニティ運営 Advent Calendar 2016 - Qiita2日目の記事です。

Shibuya.lispの開催しているlispmeetupは約4年間毎月開催しました(現46回開催)。 そこまで長く続いているコミュニティ活動はそんなに多くないのではないでしょうか。 lispmeetupがどうして続いたのかちょっと考察してみます。

因みにlispmeetupを開催しているのは第2期運営で、Shibuya.lisp自体はそれより前から活動しています。

私は2期運営に途中から入った人でmeetup第6回から参加し始めて確か19回くらいから運営になったと思います。

会場が安定的に確保出来た

安定してるかは若干怪しいですが毎月会場確保が出来ていたのは事実です。 最初の頃は天井から木の根が出てくるお粗末な会場だったそうですが、私が参加するころには毎回サイバーエージェントのセミナールームを使ってました。

発表者がいなかったら運営が発表した

勉強会に来たのに発表がなかったら残念ですよね。 どんな回でも少なくとも運営が発表するので2件くらいは発表がありました。 時間が余ったらライブコーディングしたりもしてました。

因みに私も毎月発表してるからという理由で運営になったような気がします。

テーマをローテした

Lisp固有の事情かもしれませんがメジャーな方言にCommon Lisp、 Clojure、Schemeがあります。 参加者の中には全部いけるって人もそれなりにいますがClojureにしか興味がないって人もいます。 なので毎回テーマを決めてある程度発表者、参加者のゾーンニングをした方が満足度が高い訳です。

ローテションというのもまあまあ重要で、まず運営が考えることが少なくて済む。 発表者は3ヶ月に1回くらいの頻度で自分の興味のある方言の回がやってくるのでそれなりに準備期間がある。 参加者も今月はClojureだから無理してでもいこおう、Common Lispだから今月はいいやみたいにメリハリが付けれる。

平日開催した

善し悪しだと思いますが平日開催に拘りました。平日にしか来れない人を集めたいという意向です。 逆に休日にしか来れない人は切り捨てちゃってますね。

来れる人が渋谷近辺の人に限られてしまいますがまあ、Shibuya.lispなのでご愛嬌。 参加する人は地球の裏側からでも来ます。これは半分本当で、オランダとかからの参加者も過去にいました。

仕事帰りに参加する人とか学生とかが多いようでした。

運営の負荷を減らした

テーマをローテしたのところでも述べましたが、極力運営の負荷は減らした方がいいです。 運営が動かないと何も進まないので開催が億劫になるくらいなら負荷は減らしましょう。 lispmeetupでは開催報告やレポートをメーリスに投げていましたがやめてしまいました。 まあ、connpassが優秀だったのである程度そっちに頼れたというのもあります。

また、最初のうちは懇親会で余ったお金を予算として持っていましたが、管理コストもかかるので掃き出してしまいました。

とにかく毎月開催した

最初の頃は参加者が1ケタの時もありました。それでも毎月続けました。 するとある程度lispmeetupが定着したのかここ1年ほどは会場定員オーバーくらいまで人が集まるようになりました。

懇親会を毎回やった

地味に重要だと思います。 発表者に質問にいったりあるいはふとした会話から次の発表のネタが産まれたりします。 新規参加者も重要ですがリピーターも重要です。

最後に

LispMeetUpは4年の節目で一旦終了します。

今の運営が引退した後を引き継いでくれる人も集まりそうなので何らかの形では続くと思いますが、lispmeetupという形をとるのかTech Talkだけになるのかは次の運営次第です。

お疲れ様でした。

Written by κeen